
ReadSpeakerが「UDL Product Certification」を取得
――インクルーシブな学びの未来に向け、UDLに準拠した学習支援ソリューションとして正式に認定
ReadSpeakerは、アクセシビリティとインクルーシブ教育の国際的権威である CAST と
教育技術の革新を推進する Digital Promise が共同運営する
Universal Design for Learning(UDL)Product Certification を取得しました。
UDL Product Certificationは、UDLガイドラインに沿った学習支援の実現能力を持つ製品に与えられる国際認証であり、ユーザー体験、アクセシビリティ機能、学習効果、そして多様な学習者への有効性など複数の観点から評価され、一定基準を満たした製品のみに認可されるものです。
今回の取得により、ReadSpeakerはインクルーシブな学習環境を支援し、すべての学習者に平等な学習機会を提供するプロダクトとして正式に認定されました。
UDL(Universal Design for Learning)とは
UDLは、学習者一人ひとりが異なる背景・能力・特性を持っているという前提に立ち、「すべての学習者が最適な方法で学べる環境設計」を実現するための国際的フレームワークです。
UDLガイドラインでは、以下の3つの観点が重視されています。
| UDLの3原則 | 説明 |
|---|---|
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Multiple Means of Engagement (学習意欲への多様なアプローチ) |
モチベーション・興味関心に合わせた支援 |
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Multiple Means of Representation (情報提示の多様性) |
文字・音声・図・動画など多様な理解方法 |
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Multiple Means of Action & Expression (表現と操作の多様性) |
学習成果の表現方法の選択肢の提供 |
ReadSpeakerは、音声合成による読み上げを中心に、文字情報の理解・処理を支援し、学習負荷を軽減する多様な機能を提供しています。
今回の認証は これらの機能がUDLの理念に高いレベルで合致していることを証明するものです。
UDL認証取得が日本の教育現場にもたらす価値
日本国内でも近年、
・合理的配慮の制度化
・インクルーシブ教育の推進
・デジタル教科書の義務化
・大学教育DXの加速
といった変化により、アクセシビリティ対応は急務となっています。特に、高等教育領域では以下の課題が顕在化しています:
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学習差の拡大
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障がい学生支援への対応強化
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モバイル学習の普及
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多様な学習者(留学生・社会人学生等)への最適化
ReadSpeakerはUDL認証取得により、
アクセシビリティと教育DXを同時に推進する確かな選択肢であることを証明しました。
ReadSpeakerの今後の取り組み
今回の認証はゴールではなくスタートです。私たちはこれからも以下を推進していきます。
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すべての学習者に選択肢を提供する学習支援ツールの開発
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アクセシビリティを考慮した教育コンテンツ提供
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多様な学習者の成功を後押しするエコシステム構築
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大学・企業・教育機関との共同研究の拡大
ReadSpeakerはUDL Product Certification取得を通じて、すべての学習者に開かれた学習環境を支援する国際的ソリューションとして正式に認定されました。
今後も、日本の教育現場に寄り添った価値提供を続けてまいります。
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