こんにちは、「ReadSpeaker」編集部です。
皆さんの周りではスマートスピーカーといったインタラクティブ型のデバイスが急速に普及してきていると思います。
そこに必要なのは音声合成によるAI音声アシスタントで、多種多様なデバイスに欠かせない存在になっています。本日はカスタマーエクスペリエンス向上において、音声合成を使う5つのメリットについて解説したいと思います。
顧客接点
音声合成によるTTS (text to speech)の本来の用途のひとつに、アクセシビリティの障壁をなくすというものがあります。音声合成は、障害者、第二言語学習者、デジタル化に付いていけない(特にUI操作が理解できない)高齢者など、さまざまな人に対してハードルが低いインターフェースの一つです。しかし、音声合成の利点は、法規制の遵守や倫理的な観点にとどまらず、俯瞰的に見ればコミュニティや顧客基盤を拡大を助けてくれるツールにもなりえると考えています。
公共、非営利、メディア、教育機関、消費者向けブランドなどあらゆるコミュニティで色々な使い方がされています。Z世代と言われる年代のユーザーにも浸透してきていており、TikTokに音声合成機能が備わった事は最近のニュースでもあります。若年層から高齢者まで、障害の有無にかかわらず、言語や文化の壁を超えて、音声で繋がるという意味で非常に便利なツールと言えると思います。
サービスの自動化と品質向上
我々が良く利用するカスタマーサポートでも音声合成が頻繁に使われています。昨今では1次受けをシステムによる自動化で、システムで受け切れない問い合わせを2次受けでスタッフが対応するというフローが一般かと思います。音声合成が活躍する場としては、1次受けの自動応答のシーンになりますが、より肉声感があり、感情もあるリアルな人に近づけた音声であるほど1次受けの品質向上につながるという考えです。「ReadSpeaker」の音声合成は、温かみのある自然な声が特徴です。さらに、多言語にも対応しています。弊社も海外の大手銀行様にご利用いただきカスタマーサポートの品質向上が実現しました。
コンテンツ開発に便利
音声ファイルやデータの開発は、今までプロの声優さんやナレーターを利用し時間をかけて制作することがほとんどでした。一方で世の中には「わざわざ人の声にこだわる必要はない」ものや「予算が足りなくてどうしても音声収録ができない」ことがたくさんあります。AI音声合成を使うことで、より安く音声を制作できますし、いつでも編集が可能なのでコスパの良さは圧倒的です。
ブランディング
「ReadSpeaker」では、ご要望があればお客様と一緒に新しい音声を開発することが可能です。会社やブランド特有の音声合成を使いたい、有名人の声を使いたいなど、ブランドや製品の差別化として音声合成をご利用いただくケースもあります。カスタムボイスでなくても、「この声って○○の声だよね」みたいに、ブランドや製品を一瞬で連想させることができれば音声合成も協力なマーケティングツールになりえると考えています。「たとえば弊社ではテレビ東京様の「モヤモヤさまぁ~ず」という番組で「Show」君という弊社の音声合成エンジンが使われており、多くのお客様から「Show」君を聞くと「モヤモヤさまぁ~ずの声ですよね?」という反応をいただきます。
ラーニング環境の効率化
企業や学校のE-ラーニングなどでご利用いただく例も多くあります。研修などは一昔までは講師を呼んでオフラインで行うことが一般的で、大学の講義などもクラスで行うが当たり前でしたが、コロナウイルスによるパンデミックをきっかけにラーニング環境も大きく変化しました。
弊社のAI音声も国内外問わず多くの大学や企業様の研修・講義で採用いただいています。わかったのは、オフライン環境は必ずしも万人向けではないということ。ながら聞きできるほうが効率が良いという人もいれば、自宅で自分のペースで学習できたほうが理解が定着できるという人が多くいたことでした。学習者にとってオンラインで音声ありで学習するというのも一つの重要なオプションでなので、ぜひご検討いただきたいです。
いかがでしたでしょうか?今回はカスタマーエクスペリエンスの向上に音声合成(TTS)を導入するメリットについて解説しました。「ReadSpeaker」では音声に関するあらゆるお悩みを解決すべくご相談にのりますので、ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。