ReadSpeakerとSoftchalkが共同で実施した研究によれば、ReadSpeakerの音声合成技術を使用することで、学生の学業成績が向上することが明らかになりました。

 

音声読み上げ機能の効果

 

研究では、ReadSpeakerのウェブリーダー(webReader)やドキュメントリーダー(docReader)を利用した学生が、同じクラス内でこれらの音声合成ツールを使用していない学生よりも優れた成績を収めたことが確認されました。

 

この研究は、ReadSpeakerの音声合成技術が成績を向上させる効果があることを再確認するために実施されていて、2018年から2019年の2年間にわたり、アメリカの3つの異なる大学で、ハイブリッドコースやオンラインコースにおいてテストが行われました。データは、Blackboard、Canvas、Moodle®、Brightspaceといった人気のある学習管理システムから収集され、すべてのコースはSoftChalkを使用して一貫した方法で作成されています。

 

教授たちは、ReadSpeakerの音声読み上げ機能を導入し、学生に音声合成ツールの使い方を学ばせること以外には、授業の進行方法を変更しない条件でのぞんでいます。

 

統計的に有意な結果

 

統計的な結果によれば、95%の信頼水準で、ハイブリッドクラスにおいてReadSpeakerを使用した学生は、使用しなかった学生よりも成績が良かったことが示されました。

さらに、教授自身も学生に対するポジティブな影響を感じています。

「私のオンラインコースとハイブリッドコースの両方で、学生から非常に良いフィードバックがあり、学生がコンテンツにより集中し、内容を読み上げてもらえる選択肢があったことで、自信を持つことができたように感じました。
学生からのコメントでは、知らない単語や発音が分からない単語を聞くことで助けられたという声も多くありました。

特に、書かれた情報を処理するのが難しいと感じる学生にとって、このツールは非常に有用だったようです。
これらの学生は、学習障害のステータスを持っていないにもかかわらず、このツールが大いに役立ったと報告しています。」と、ウェイク・テクニカル・コミュニティ・カレッジ生命科学部のメアリー・C・ウルフ・スタトン博士は述べています。

 

音声読み上げは理解力向上にも貢献

 

教授たちは学期の開始時、中間、期末にアンケートを実施し、学生に自分の学習スタイルについての意見や、提供されたReadSpeakerの音声合成ツールを利用する計画があるかどうか、また利用した場合にはその感想を尋ねました。音声読み上げツールを利用した学生たちは、それぞれの使用方法に応じたポジティブな影響を報告しています。

 

「特定の部分についての理解を深める必要があった時に、何度か使用しました。その際、確かに理解が深まりました。」

「忙しいスケジュールの中で、音声読み上げをオンにしてテキストを追いかけることで、マルチタスクが容易になりました。」

 

この重要な研究は、ユニバーサルデザイン(UDL)の概念を統合したコースを提供すること、特に高等教育環境において、音声合成が重要であることを示しています。

 

UDLの一環としての音声合成

 

ユニバーサルデザイン(UDL)とは、人間の学習の仕組みに基づいて、すべての学生に最適な学習環境を提供するためのフレームワークです。学習の「What(何を)」に該当する認識ネットワークの一部として、情報やコンテンツを異なる方法で提示することがUDLガイドラインの基本的な原則の一つです。ReadSpeakerの音声合成が提供する音声によるコンテンツ表現は、教授や教育機関がこの原則を迅速かつ簡単に実現する手助けとなります。

 

この研究を通じて、音声合成技術が教育現場においていかに重要であるかが改めて確認され、特に、音声読み上げが学生の理解力や成績向上にどれほど寄与するかを明確に示す結果となりました。

今後も、ReadSpeakerは教育の現場での音声合成の活用を推進していきます。
学習サポートに有益な最新の音声合成にご興味のある方は、お気軽にReadSpeakerにご連絡ください。

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