私たちReadSpeakerは音声合成業界で25年以上培ってきた実績と、世界中の12,000以上の顧客にサービスを提供してきた経験に基づき、AI活用におけるガイドラインをここで紹介します。

ReadSpeakerのAI音声ガイドライン

  1. 音声データを自分で生成する

AI音声モデルを作成するには、話者、法的代理人、知的財産権保持者の許可なく、音声データを使用してはなりません。音声エンジニアなど他のクリエイターの承認も必要になることがあります。無許可で音声データを収集する事は倫理的にしてはいけない行為です。

品質と倫理の両方の観点から最善の方法は、関係各所に許可を得たオリジナルの音声録音をした上で、音声データを生成することです。

  1. 声優と必ず契約を結ぶ

契約はステークホルダーにとっても、声優を保護するためにも重要です。音声データのモデルになる声優がいなければAI音声は存在しないからです。

例えば声優がラジオで多くの仕事をしている場合、声優はその合成音声がラジオコマーシャルで使用されることを望まないかもしれません。事前に双方で契約を取り交わし、使用範囲や期間などをしっかり認識した上で、プロジェクトを進める事が重要です。

  1. AI音声ユーザー企業と必ず契約を結ぶ

声優との契約は音声モデルの権利を守り、AI音声を利用する企業との契約は許諾範囲を守ります。

AI音声を使用する企業も保護を受ける権利があります。例えば、同業他社で同じ音声が使われることを望まない場合、私たちはブランド独自のカスタムボイスを提供する事ができます。

  1. AI音声の展開を管理する

AI音声の展開を制限する責任は音声合成プロバイダーにあります。音声の作成が終わっても、音声がどのように提供されるかを管理する必要があります。きちんと契約されていない場合は、承認されていない場面で転用されるのを止めることはできません。

ReadSpeakerは技術的に、契約のない人が使用することを不可能にしています。

 

  1. 倫理的行動を基にビジネスモデルを構築する

AI音声事業の一部のビジネスモデルは、前述の4つのガイドラインを守ることが困難です。
しかし、ベンダーや顧客を保護できない場合は、事業を立ち上げる前にシステムを再考することが重要です。これはどの業界でも同じです。

警告やサービス利用規約を提供し、単に消費者にAI音声生成ツールを乱用しないように求めるだけでは不十分です。乱用からの保護は、技術自体に組み込まれる必要があります。簡単に音声合成を作成できる、セルフサービスの音声プラットフォームの場合は、それらの権利が守られていない可能性があります。

最善の実践は、AI音声生成ツールへのオープンアクセスを避けることです。それ以外の方法でステークホルダー、社会全体を保護することは不可能です。

 

これらのガイドラインは、ReadSpeakerの運営方法に基づいています。
私たちは25年以上にわたり音声合成技術のリーダーであり、商業向けAI音声事業のパイオニア企業の一つです。

創業当時から私たちは倫理に基づいた「契約や権利」を重要視してきました。

その運営方法のおかげで、2022年には俳優のジャンカルロ・エスポジートさんと協力して、Sonosのボイスアシスタント「Sonos Voice Control」の専用カスタムボイスを開発するなどのプロジェクトの成功があります。

 

倫理ガイドラインに従うことは、より高品質なAI音声にもつながります。ステークホルダーの権利を保護するためにオリジナル音声データを作成しますが、それはより良い製品を作るためでもあります。

 

ReadSpeakerのすべての合成音声は、オリジナルスクリプト、一流の声優、プロフェッショナルな声優コーチング、最新設備のスタジオ、ハイスキルな編集を含む、徹底した音声データ作成プロセスから始まります。

時間や手間のかかるプロセスですが、声優の権利を守る事に役立ち、最高品質AI音声を提供します。


経験に基づく最高品質の合成音声にご興味のある方は、お気軽にReadSpeakerにご連絡ください。

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