HOYA株式会社(本社:東京都新宿区、代表執行役CEO 池田英一郎)MD部門ReadSpeaker SBU/リードスピーカー・ジャパン株式会社は、自社で開発を手掛ける「世界基準AI音声」サービス「ReadSpeaker」が、東急電鉄株式会社が運営する東急世田谷線の各ホームで、電車接近時の案内放送用の音声として利用開始されたことをお知らせいたします。
東急世田谷線について ※東急電鉄公式サイトより
世田谷線は当社唯一の軌道線です。以前は 旧玉川線(通称:玉電)の一部でしたが、1969年5月、同線の渋谷~二子玉川園間が廃止された際、三軒茶屋~下高井戸間が独立して残り、名称も世田谷線となりました。その名のとおり、世田谷区民の身近な足として親しまれています。車両は低床式の更新車両300系で、連接の2両編成で運行しています。
東急世田谷線の10駅で利用開始
今回はReadSpeaker(旧名:VoiceText)のAI音声で生成した音声ファイルを世田谷線10駅の駅構内の電車接近時における案内放送として利用されます。日英男女計4話者に対応し、外国からの利用者様にとっても理解しやすい案内放送を提供します。
※日本語例:「まもなく電車がまいります。黄色い点字ブロックの内側へお下がりください。」
担当者へのインタビュー
-TTS(音声合成)を使用した駅の案内放送について、導入までの経緯を教えて頂けますか?
従来のナレーター方式にとらわれず、品質・工期・コストの観点から比較検討し、「ReadSpeaker」の導入に至りました。
世田谷線の運行情報表示器を更新するにあたり、音声ファイルの新規作成が必要となりました。ナレーター方式と音声合成方式を比較していく中でHOYA様のホームページから「ReadSpeaker」の記事を拝見し、打合せを重ねる中で弊社要件を満たすことが確認できたため、採用いたしました。
-TTS(音声合成)の、どのような点を重視されたのですか?
音声品質を一番重視しました。電車接近放送はお客さまに電車の接近を伝え、注意喚起を促すことが目的です。サンプル音声を確認した結果、違和感なく、聞き取りやすいイントネーション・音質・スピードへ調整可能であり、高い品質であることが分かりました。
また、工期・コストの観点からもナレーター方式と比較し、優位性がありました。今回は英語放送も追加した為、ナレーター方式の場合、男性・女性、日本語・英語の4パターンの収録が発生し、確認やリテイク作業などで工期・費用がかさむことが想定されました。一方、「ReadSpeaker」の場合、弊社の作業のみで完結するため工期・費用の大幅な削減が可能となりました。
-導入にあたり苦労したところはありますか?
音声製作にあたり、肉声のイントネーションに近づけることに苦労しました。しかし、HOYAご担当者様の充実したサポートもいただき、弊社の求める品質の音声を製作することができました。
-今後の展望をお聞かせください
東急電鉄では、より安全・安心に世田谷線をご利用いただくために、今後も駅設備の改良・保守に務めてまいります。
導入製品
speechMaker Desktop
日本語男性:AKIRA、日本語女性:RISA、英語男性:JAMES、英語女性:ASHLEY
ReadSpeakerについて
「ライフケア」「情報・通信」の分野で、国内外トップクラスのシェアを多数持つHOYA株式会社の事業ブランドのひとつで、AIを使った音声合成, 人工音声ソリューションを開発しています。
20年以上前から音声合成ビジネスを行っており、日本国内では大手企業をはじめとして1,700社以上、グローバルでは11,000社以上にご利用いただいています。
ReadSpeaker サービスサイト:https://readspeaker.jp/
公式Facebook:https://www.facebook.com/readspeakerjp/
公式Twitter:https://twitter.com/readspeakerjp
公式 LinkedIn:https://www.linkedin.com/company/readspeakerjp/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/96974
「ReadSpeaker」は HOYA株式会社 または HOYAグループ会社が保有する 日本国およびその他の国における登録商標です。
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